マルチエバポレーター型ループヒートパイプ

電子機器内部などでは、動作時に発熱する部品が複数あります。
ループヒートパイプでは、エバポレーター(=蒸発器)と呼ぶ箇所が発熱部品などから発生する熱を受熱することで熱輸送動作を開始します。そのため、発熱する部品が複数ある場合、ループヒートパイプを用いて熱制御する場合、エバポレーターも複数必要になります。

エバポレーターが複数ある構造がマルチエバポレーター型ループヒートパイプです。
世界的にも珍しい、1mm厚未満のマルチエバポレーター型ループヒートパイプが手掛けられています。

熱輸送状態例

1mm厚未満のマルチエバポレーター型ループヒートパイプとして、2つエバポレーターがある構造で熱輸送動作を実現した例があります。